精神疾患情報Disease information
小児期に発症し、成人になっても持続する疾患です。コミュニケーションの障害や注意の障害などを伴い、対人関係や社会生活に支障をきたします。
診断自体が難しいので、発達障害の検査ができる医療機関に紹介しなければならない場合があります。
薬剤の種類によっては、当クリニックで治療を継続できることもあります。
自閉スペクトラム症(ASD)の
主な症状
- 人の顔(目を)見て話すのが苦手
- 「相手の気持ちを察する」ことが難しい
- 集団行動が苦手で無理に合わせると苦しくなる
- 雑談では何を話してよいかわからなくなる
- 数名の集団での会話では話についていけなくなる、話に入っていけない
- 音や光、人に触れることに過敏
- 「空気を読む」ということができない、よくわからない
注意欠如・多動症(ADHD)の
主な症状
- 一つの作業をやっていても他の作業が気になるとそっちを始めてしまい結局全部中途半端になってしまう
- 片づけるのが苦手
- 物音や話し声がするとすぐに集中が切れる、注意がそれる
- ゲームやネットに夢中になるとやめられなくなって気がついたら深夜や朝方になっている
- 「まとめて」「簡潔に」話すのが苦手
- メールの文章が長くなる。段落をつけることができない
- 話の要点がわからない、まとめられない
限局性学習症(SLD)の
主な症状
- 計算が苦手で会計のときに戸惑う
- 数字の桁が増えてくるとわからなくなる
- 読むこと、もしくは書くことが苦手